GTA 6 のグラフィックと技術

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Alex執筆: Alex · 最終更新:

ゴールデンアワーのトレーラーパーク。照り返し、もや、世界の密度がひとつのフレームに — An Extended Look の公式画像
ステータス確定
エンジンRAGE(Rockstar の自社製エンジン)確定
トレーラー2PS5 の実機でゲーム内から撮影確定
レイトレーシング通常版の PS5 でレイトレーシングの GI と反射確定
フレームレート発売時は全機種30fps。PS5 は内部1440p確定
PC版後日(時期未定)確定

GTA 6(グラセフ6)が動いているのは RAGE、Rockstar が2006年から作っては作り直してきたエンジンです。そして2本目のトレーラーは、全編が通常版の PlayStation 5 の実機で、ゲーム画面そのものを撮ったものです。Rockstar のこの一文があったからこそ、あのトレーラーはあれほど刺さりました。バイスシティ(Vice City)に沈む夕日も、髪も、人混みも、水も、理想を描いたプリレンダーではなく、ゲームそのものです。その絵にAn Extended Lookが数字を添えました。内部1440p、30fps、そして2020年のマシンで動くレイトレーシングの間接光。このハブでは、それぞれの絵がどう作られているかを現場の人間の目で解説し、ライティング、キャラクター、水、アニメーションの詳しい分析へつないでいます。

分野 トレーラーで見えるもの 詳しい解説
ライティング 夕日とネオンのバイスシティ、やわらかい屋内、光に照らされた夜の人混み ライティングとレンダリング
キャラクター ストランドヘア、強い日差しの下の肌、体の上で動く服、筋肉 キャラクター技術
水と天候 海、ボートの航跡、雨、嵐の空 水と海
アニメーション リターゲット、フェイシャルキャプチャー、60万超の NPC アニメーション アニメーション技術
プラットフォーム PS5 と Series X|S、PS5 Pro Enhanced 対応機種

1世代進んだ RAGE

Rockstar Advanced Game Engine は、2013年にロスサントス(Los Santos)を、2018年に西部開拓時代を描いたのと同じ系譜のエンジンです。世代が変わるたびに、名前はそのままで新しい技術をまとめて取り込んできました。Red Dead Redemption 2 の時点で、ボリューメトリックな空、物理ベースのマテリアル、そして同世代で屈指のディファードレンダラーをすでに備えていました。GTA 6 はそのエンジンを5倍速いハードウェア向けに組み直したもので、その速さで何が手に入るのかを、トレーラーは二つ見せています。本物の光のように振る舞うライティングと、密度です。人も車も植物も増え、同時に動くものが増えました。

Official GTA 6 screenshot — a green iguana on a rock in harsh daylight, island across the water (An Extended Look)

「PS5 の実機で撮影」が意味すること

通常版の本体でエンジンから撮ったトレーラーは、上限ではなく最低ラインを示します。トレーラー2に映っているものは、ライティングも髪も水も、すべて2020年発売のゲーム機がリアルタイムで描いています。それ以来のフレーム解析がどれも「できるのか」ではなく「どうやっているのか」に絞られてきたのはそのためです。ストアのページにある PS5 Pro Enhanced のバッジも、この前提で読めます。Pro には使える GPU の余力が多く、Digital Foundry はそれがフレームレートではなく解像度とレイトレーシングの質に回ると見ています。トレーラーの映像は、通常版の本体ですでに出ているのです。

Official GTA 6 screenshot — Jason behind a chain-link fence, red and blue police lights on his face (An Extended Look)

3本の柱のあらまし

光。 ゴールデンアワーのバイスシティはトレーラーを象徴する絵で、それを支えているのは間接光です。空と太陽の光がパステルカラーの壁で跳ね返り、影の中へ入り込みます。それをどう実現しているのかに、An Extended Look が答えを出しました。この照り返しは、通常版の PS5 上でレイトレーシングされています。グローバルイルミネーション(GI)も反射もです。一方で太陽とメインの影は、今もシャドウマップという安い方法で描かれています。この組み合わせにどれだけのコストがかかり、どこに継ぎ目が見えるのかは、ライティングのページで順に見ていきます。

肌、髪、服。 風に揺れるルシア・カミノス(Lucia Caminos)の髪、フロリダの日差しの下で汗ばむ肌、絵で描き込んだのではなく、肩から垂れているシャツ。これらは別々のコストを持つ別々の仕組みで、キャラクターのページでひとつずつ解説しています。髪は根元から毛先までシミュレーションされ、指は一本ずつ動きます。

水。 Ocean Beach の海、ボートの後ろに伸びる航跡、レオニダ・キーズ(Leonida Keys)に降る雨。水は、エンジンの古さがいちばん早く表に出る場所です。水のページでは、トレーラーから分かることと、フロリダの嵐が何を要求するかを扱っています。

予算の使い道

An Extended Look で、何を取って何を捨てたかがはっきりしました。通常版の PS5 では内部1440pで描画し、30fpsを目標にしています。動的解像度も時間方向のアップスケーラーもなく、4K へは素直な空間アップスケールだけです。いまの世代のほとんどのゲームは小さい絵を描いて引き伸ばしますが、Rockstar は大きいほうの絵を描き、その代償をフレームレートで払っています。その後ロブ・ネルソン(Rob Nelson)は、発売時は PS5 Pro を含む全機種で30fpsが目標だと話しました。

その予算で買っているのは、速さではなく世界です。レイトレーシングの間接光、一本ずつシミュレーションされる髪、一枚ずつ揺れる木の葉、そして GTA 5 の5万5000に対して60万を大きく超える NPC のアニメーション。60fpsの選択肢が消えたわけではありません。ネルソンによれば、判断はまだ技術チームが詰めている段階で、発売時か後日かも決まっていません。最初のパッチノートはじっくり読む価値がありそうです。

よくある質問

GTA 6 のエンジンは何ですか? RAGE です。Rockstar の自社製エンジンで、GTA 5 や Red Dead Redemption 2 と同じ系譜を、現行機向けに作り直したものです。

GTA 6 のトレーラー2は実際のゲーム映像ですか? Rockstar によれば、全編が PlayStation 5 の実機でゲーム内から撮影されています。プリレンダーの目標映像ではなく、エンジンが描いた映像です。

GTA 6 は60fpsで動きますか? 約束されたことは何もありません。PS5 Pro を含む全機種で30fpsが目標で、Digital Foundry が An Extended Look で計測した数字もそのとおりでした。60fpsの選択肢はまだ技術チームの判断待ちで、発売時か後のアップデートかも決まっていないとロブ・ネルソンは話しています。

GTA 6 は PS5 Pro に対応しますか? 対応します。ストアのページに PS5 Pro Enhanced のバッジがあり、Pro のハードウェア向けに専用の強化が入ることを示しています。

掲載内容はすべて Rockstar の公式資料にもとづいています。推測にはその旨を明記しています。リークは扱いません。

Alex執筆: Alex · 最終更新:

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